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アルボ メソッド
アルボラーダの育成法 "アルボ メソッド" を紹介します!
アルボラーダでは、4つのテーマを掲げています。
1. バスケットボールの原理を理解する
「オフェンスでどうやって得点しますか?」と聞かれてきちんと答えることができる人は果たしてどのくらいいるでしょうか。もっと困る質問は「ゾーンディフェンスに対してどうやって得点しますか?」と聞かれた時でしょう。「ハイポストにボールをいれて…」「オーバーロードを作って…」「ギャップをついて…」などの抽象的なことではなく、「こうやったらこうなるから、そしたらこうする」みたいな具体的な答えをみんな必要としているのではないでしょうか。
バスケットボールのみならず、学習においても重要なことは、再現性、つまり、同じことがもう一回できるかということだと思います。どうやって得点するのかに対する確かな答えをもっていないままで、どうして継続して得点を重ねることができるでしょう。偶然的なプレーの連続では、勝ち続けることはできません。
バスケットボールは一見複雑でたくさんの構成要素があるように見えますが、実は「こうすれば得点できるんです」というものがあるのです。そしてそのようなポイントがどのように構成されているかを体系的に把握することができれば、試合をする上でとても有利です。また、そのような原理がわかっていれば何を練習すれば良いかが自然と見えてきます。
アルボラーダではバスケットボールの構成要素とそれがどのように全体を形作っているのか選手に教えていきます。
2. 個の能力を高める
バスケットボールの原理として、局面を打開すれば得点できる、局面で破られなければ失点しないということがあります。どんなバスケットをしても最後はそこに行き着くのです。ですので、アルボラーダでは個人の能力を高めることを主眼においています。そしてそのためには、基礎技術を習熟と身体能力の向上が必要だと考えます。
個人の能力の構成要素
【基礎技術(ファンダメンタル)の徹底】
「どのようにしたら得点できるのか」がわかれば、次に「そのためにはどう身体を動かしたらよいか、どうボールを扱ったらよいか」と問うのは自然でしょう。ここで技術が必要になるわけです。アルボラーダでは選手に対して様々な状況を解決するための技術を徹底的に詰め込みます。
状況をみながら、自分で判断してプレーするためには、まず、状況を見れるだけのキープ力が必要ですし、「いける!」とわかった時にきちんとそれを遂行する為にも技術の習熟は不可欠です。
【身体能力の向上】
では、相手も正しいバスケットボールの理解があって、技術もきちんと習得している場合はどこで勝敗がつくのでしょうか。もうお分かりかと思いますが、同じプレーでもより速く、より高く、より強く、より大きく動くけることが重要な要素になってきます。
また、正しい姿勢を獲得することや技術を正しいフォームで行うためにはある程度筋力が必要になってきます。例えば、走るフォームにしてもきちんと腕を振るには、大胸筋、三角筋、棘上筋、棘下筋、小円筋などの筋力と関係しており、これらの筋力をアップすれば自ずと腕振りが改善されてきます。勿論、シュートフォームも然りです。
「アルボラーダの練習に参加して足が速くなった!」とか「体育祭で1番が取れるようになった!」という声が保護者からよくお聞きしますが、それはこのようにきちんと身体作りを行っているからです。
アルボラーダでは世代に応じて適切な身体を作りを行って行きます。
3. 一貫指導
この言葉はもう何年もバスケットボール界で取り上げられていますが、一部の中高一貫校を除いてはほとんど実現していないのではないでしょうか。ここではアルボラーダがそれぞれの世代においてどのような意図をもって育成にあたっているか紹介したいと思います。
キッズ期(〜9歳くらいまで)
この時期はゴールデンエイジとも言われ、様々な動き獲得するのにもっとも適した時期と言われております。バスケットボールは縦に走る、横に走る、後ろに走る、止まる、飛ぶ、色々なステップをする、ボールを掴む、投げる、というように様々な動きが競技に含まれていることが特徴です。その特性を活かして総合的な運動能力向上を目指して育成します。
ジュニア期(9〜12歳くらい)
プレーを判断するためにはポイントは2点あります。一つはそこが狙い目だと
わかること。もう一つは、その狙いをつくための技術があること。ジュニア期では特に後者の育成を主眼においています。
なぜならば、そこが狙い目だとわかるにはかなりバスケットボールの経験を積まなくてはならないため、ジュニア期に「シュートを打つべき時にシュートが打てる」「ドライブできる時にドライブができる」というような技術を身につけて、あと自分で試行錯誤しながら、自分で判断してプレーできるまで見守ります。後述しますが、自分で判断するということは責任が伴います。責任の取り方というのを学ぶことを重要視しております。
また、この時期に「走れ!」「打て!」「ドリブルするな!」「お前はディフェンスだけしろ!」と言ったようにコーチから必要以上にプレーを規制されると、自分で判断しながらプレー出来なくなるだけでなく、バスケットボールを嫌いになってしまう可能性があります。自分で判断することで駆け引きを楽しむ、勝ち負けを楽しむことでバスケットボールを好きになってもらいたいという方針で指導します。
ジュニアユース期(12〜15歳くらい)
この時期になるとある程度、狙い目というものがわかっているので、ゲーム形式の練習を多くして、それぞれのプレーが全体の中でどう位置づいているのかという、バスケットボールの仕組みを学びます。ジュニア期のように自発的にプレーが起こるのを待つだけではなく、ゲームフリーズ(ゲームをストップ)して状況の対処の仕方をこちらから働きかけるようにします。
もちろん技術練習は引続き行います。この時期では、練習している技術がどの様な場面で必要になるかがきちんと理解できているため、技術練習に対する意識がかなり向上します。
また、この世代においては積極的に対外試合を組みます。試合では、普段練習では対戦できない相手とマッチアップすることで経験値を増やすことはもちろん、試合に出れなくても、その緊張感を味わったり、試合を見てバスケットボールに対する理解を深めます。
ユース期(15〜20歳)
身体能力を一層強化します。ここまでくると状況に応じて技術を選択していくということはほとんど出来るようになっています。あとは、その技術を洗練化していくこと。
そして技術が同じであれば、身体能力が勝敗をわけます。従ってこの世代では「より強く、より速く、より高く動ける」ように身体を作ります。
ユースチームは社会人の大会に出場します。ユースの時から大人を相手にして試合をすることで、身体の当たり合いや駆け引きなどを学ぶことができます。
【能力に適したカテゴリーでの練習】
アルボラーダでは、能力の高い選手を積極的に上のカテゴリーで練習できるようにしています。また、バスケットボールを始めるのが遅く、基礎が定着していない選手は逆に下のカテゴリーで練習することも可能です。カテゴリーを選択できることで、自分の成長に合った練習をすることができます。
【デッドピリオドの問題】
小学校6年生でミニバスを引退して、中学に入り上級生が引退するまで、ほとんど練習できない時期があります。また中学生3年生で引退してから高校に入り上級生が引退するまでの約1年間も練習量が少なくなります。アルボラーダでは引退などはなく、一年通じて練習や試合を組むことで、バスケができない時期をなくします。
きちんと練習のできない期間
4. 子供の頃からできるだけ大人と同じ扱いを
アルボラーダでは自分で判断する自由とその結果に対する責任を子供の頃から意識して欲しいと考えています。自分で判断し選択した結果に対して自分で責任をとるということは大人の社会では当たり前のことですが、最近はこのような経験ができる機会が減っているように思われます。実際社会では子供が責任をとりきれないものもたくさんあり、これに関しては大人が禁止しなければならず、全てが子供の自由というわけにはいきません。
しかし、バスケットボールの失敗はほぼ全て選手自身で責任をとれる範疇だと思います。ならば、自分で判断し、自分で責任をとる練習をするのには絶好の機会と捉えています。
また、選手に対して「子供だから仕方がない」という態度はとりません。社会で当たり前なこと、必要なこと、一般社会で守るべき法律やルールは全て当てはめて接していきます。
アルボラーダではこのような方針で選手育成にあたっております。「世界と戦えるチームになる」「世界で戦える選手を育てる」ということを目標に活動しています。
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